2011年06月09日

今からでも間にあう子育て

こんにちは~江口都美子です。




 子育てについての悩みって尽きないですよね。



先日「究極の子育て」と題した記事を書きましたが、今日はその続編です。





 私は現在30代以上の方のお悩みを伺う機会が多いのですが、



こんな質問をよく受けるんです。


 「自分の子供に、こんなブレた母親を見せてしまい、いい教育が


できなかった、きっとトラウマになってしまっていると思うのですが


今からでも何とかできないでしょうか?」



 例えば、お子さんがまだ小さいのに離婚をしてしまったとか、夫婦ゲンカを見せて


しまったとか、きつく叱ってばかりいたとか・・・


確かに子供の心は傷ついているでしょう





 でも大丈夫ですよ!

 私は前回の記事に、究極の子育てとは


母親が幸せ感を見せる事である


と書きました。



 しかし、今まで問題を抱えていて、大事な時期に幸せ感を見せてあげられなかったと



焦る方がいらっしゃると思います。本日はこれについて解説しましょう。





 大人になっても抱えていらっしゃる、お悩みの原因の多くに、幼少期の失敗パターンや、



心の傷が原因となっていることが良くあります。



 なぜ幼少期の心の傷が、30歳を過ぎても影響しつづけるのでしょう。



 それは、幼少期に得た心の傷や失敗経験から学んだ



「人生の教訓」を自分で作り出してしまうと、それをずっと繰り返して



思いだしてしまうのです。脳科学では、だいたい3歳ぐらいから



9歳ごろにかけての経験によって形成されると言われています。




 例えば、一週間前の火曜日の夕食は思いだせなくても、25年以上前の小学校の給食や



運動会のお弁当を鮮明に思い出す事ができる人は多いでしょう。



 脳の特徴として、その頃の記憶は一生残りやすいのです。



ですから、認知症が進んだ90代の方でも、その頃に聞いた歌をはっきりと



歌えるのは、その脳の特徴をよくあらわしていますよね。



 また、脳はポジティブな事より、ネガティブなことの方をより強く



記憶するようにできているのです。ですから幼少期のネガティブな感情が



作り出した「人生の教訓」はなかなか消えにくいのです。



 そんな年頃で編み出した「人生の教訓」にとらわれたままの人生は



とても視野が狭くなりがちです。



 では、どうすればいい子育てにつなげればいいのでしょう?

 

 それは、早いところその苦しさから解放され、



 今日から、幸せ感を見せればいい


と思います。



 「え?!今からで間に合うんですか?」とおっしゃるかもしれませんが、



大丈夫です。




「以前はダメ母だったけど、ある時からお母さんが成長した」



その変化を見せてあげてほしいんです




 よく母親になってしまうと、



「もう年だから」と年齢のせいにしたり、



「私にはできない」と、逃げてしまって



大人は成長できないものだと思っていませんか?



 私は、年齢に関係なく、人とは成長し続けることができると思っています。



しかも、10代、20代の若いころとは違った、経験という大きな財産を



ベースに成長できるのです。



 若かりし頃、経験も何もなかった、若いだけで苦しかった、勢いだけでやっていた



あのころを思い出す人もいるでしょう。



 30歳を過ぎた方には、その苦い思い出こそが大きな財産となって



成長が始まるのです。



 お子様に、



「お母さん変わった・・」


と、思わせてあげましょう。



 大人でも成長するんだ。



昔、不幸せだった人でもこんなに幸せになれるんだ。



大人って楽しそう。


そう思ってもらえれば最高です。



 その生きざまを見せることが、最高の子育てだと私は思います。

 




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Posted by カウンセラー@とみこ at 21:28│Comments(0) L子育て
 
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